2025年「Anti-Scam Conference Japan」登壇報告

イベントレポート

2025年5月14日、Google Japan 渋谷オフィスで開催されたGlobal Anti Scam Alliance(GASA)主催の「Anti-Scam Conference Japan 2025」に、一般社団法人トラスト&セーフティ協会(JTSA)の代表理事として金谷武明が登壇いたしました。

本イベントには、学術界、政府、民間団体から多様なバックグラウンドを持つ登壇者が集まりました。モデレーターは国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授が務め、心理学の視点から立正大学心理学部教授の西田公昭先生、政策立案の立場から総務省の吉田弘毅企画官が参加されました。

金谷からはトラスト&セーフティ実務者の代表として「実践的な対話」の重要性を強調しました。オンライン詐欺は複数のサービスや国をまたいで連携的に悪用されることが多いことから、単一の企業やサービスだけでは対処しきれず、企業やサービス、国境を超えた迅速な連携が求められます。JTSAとしても、日本において実践的対話のハブとして、業界内外をつなぎ、そしてGASAをはじめとした国際的連携も積極的に進めていくことをお話しいたしました。

また、「実践的なリテラシー教育」についても言及し、従来の注意喚起だけでなく、最新のAIを用いた詐欺手口の具体的事例や、サービス設計段階から詐欺対策を組み込む「Trust & Safety by Design」の普及を目指して取り組んでいくことをご紹介しました。

イベントを通じて、多くの企業や団体の皆さまとの新たな連携の可能性を感じました。JTSAでは引き続き関係各所との連携を深め、安全で信頼できるデジタル社会の実現に貢献してまいります。

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